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=== パッケージが適切なものだと保証する ===
=== パッケージが適切なものだと保証する ===


{{admon/note||パッケージャーグループに招待されるには、新しいパッケージを投稿する以外の方法があります。詳しくは、 [[How_to_get_sponsored_into_the_packager_group| 招待のされた方についてのページ]] を見てください。}}
{{admon/note||パッケージャーグループに招待されるには、新しいパッケージを投稿する以外の方法があります。詳しくは、 [https://docs.fedoraproject.org/en-US/package-maintainers/How_to_Get_Sponsored_into_the_Packager_Group/ 招待のされた方についてのページ] を見てください。}}


あなたが投稿するパッケージは既に Fedora でパッケージングされていない、フリーでオープンソースなプロジェクトになります。あなたのパッケージを作成する前に、そのソフトウェアが Fedora リポジトリに既に存在していないか、又はレビュー待ち状態でないかを確認してください。
あなたが投稿するパッケージは既に Fedora でパッケージングされていない、フリーでオープンソースなプロジェクトになります。あなたのパッケージを作成する前に、そのソフトウェアが Fedora リポジトリに既に存在していないか、又はレビュー待ち状態でないかを確認してください。
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=== クライアントツールをインストールする ===
=== クライアントツールをインストールする ===


Fedora コレクション又は [[EPEL]] 向けにパッケージをビルドするために [[Using_the_Koji_build_system|Koji]] を使用する必要があります。
Fedora コレクション又は [[EPEL]] 向けにパッケージをビルドするために [https://docs.fedoraproject.org/en-US/package-maintainers/Using_the_Koji_Build_System/ Koji] を使用する必要があります。


{{package|fedora-packager}} パッケージは fedora でパッケージング作業や環境構築を助けるツールを提供します。rootで、次のようにしてインストールすることができます。
{{package|fedora-packager}} パッケージは fedora でパッケージング作業や環境構築を助けるツールを提供します。rootで、次のようにしてインストールすることができます。
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  koji COMMAND --help    # COMMAND のヘルプを表示する
  koji COMMAND --help    # COMMAND のヘルプを表示する


Koji の詳細については [[Using_the_Koji_build_system]] を参照してください。
Koji の詳細については [https://docs.fedoraproject.org/en-US/package-maintainers/Using_the_Koji_Build_System/ Using_the_Koji_build_system] を参照してください。


=== パッケージを作る ===
=== パッケージを作る ===
Line 142: Line 142:
{{Admon/warning | これがあなたの最初のパッケージで、そして、スポンサーを探していることを '<code>Review Description</code>' で説明していることを確認してください。Fedora パッケージコレクションでは、全ての新たな貢献者はスポンサーを得なければなりません。潜在的なスポンサーはレビューするためのパッケージを見つけるために Bugzilla 上の [https://bugzilla.redhat.com/bugzilla/showdependencytree.cgi?id&#61;FE-NEEDSPONSOR FE-NEEDSPONSOR] バグで探します。レビューリクエストバグを編集するために、あなたのパッケージをこのリストに追加することができます。そして '<code>Bug </code>''xyz''<code> blocks</code>' フィールド(''xyz'' はレビューリクエストのバグ番号になります)に <code>FE-NEEDSPONSOR</code> を追加してください。}}
{{Admon/warning | これがあなたの最初のパッケージで、そして、スポンサーを探していることを '<code>Review Description</code>' で説明していることを確認してください。Fedora パッケージコレクションでは、全ての新たな貢献者はスポンサーを得なければなりません。潜在的なスポンサーはレビューするためのパッケージを見つけるために Bugzilla 上の [https://bugzilla.redhat.com/bugzilla/showdependencytree.cgi?id&#61;FE-NEEDSPONSOR FE-NEEDSPONSOR] バグで探します。レビューリクエストバグを編集するために、あなたのパッケージをこのリストに追加することができます。そして '<code>Bug </code>''xyz''<code> blocks</code>' フィールド(''xyz'' はレビューリクエストのバグ番号になります)に <code>FE-NEEDSPONSOR</code> を追加してください。}}


レビュープロセスの詳細は[[Package Review Process| パッケージレビュープロセス]]ページを参照してください。
レビュープロセスの詳細は[https://docs.fedoraproject.org/en-US/package-maintainers/Package_Review_Process/ パッケージレビュープロセス]ページを参照してください。


{{Anchor|WatchForFeedback}}
{{Anchor|WatchForFeedback}}
Line 148: Line 148:
=== アップストリームへ知らせる ===
=== アップストリームへ知らせる ===


プロジェクトとしての Fedora は[[Staying_close_to_upstream_projects | アップストリームに近い状態を維持する]]ことを好みます。あなたがパッケージングしていることをそのソフトウェアの開発者へ知らせてください。自己紹介のメールを送ったり、レビューリクエストで指摘したりすることで自分がパッケージングを行っていると知らせることができます。これは今後の会話の場を提示します。彼らのソフトウェアが現在は Fedora の一部であるという事実を通常は公示するか、既存リリースの重要なバグ、今後のロードマップ等があればあなたに知らせたくなるかもしれません。
プロジェクトとしての Fedora は[https://docs.fedoraproject.org/en-US/package-maintainers/Staying_Close_to_Upstream_Projects/ アップストリームに近い状態を維持する]ことを好みます。あなたがパッケージングしていることをそのソフトウェアの開発者へ知らせてください。自己紹介のメールを送ったり、レビューリクエストで指摘したりすることで自分がパッケージングを行っていると知らせることができます。これは今後の会話の場を提示します。彼らのソフトウェアが現在は Fedora の一部であるという事実を通常は公示するか、既存リリースの重要なバグ、今後のロードマップ等があればあなたに知らせたくなるかもしれません。


=== 自己紹介する ===
=== 自己紹介する ===
Line 179: Line 179:
レビューアがパッケージを承認した場合、そのパッケージをチェックインしてビルドするために独立してスポンサーを得なければなりません。スポンサーは自動的に得られるのではなく、パッケージガイドラインの理解度を説明するために何らかの方法で参加するということを要求します。スポンサーを得る鍵は、あなたがプロジェクトのガイドラインとプロセスを理解して従っているということを既存のスポンサーレベルのメンバーへ説得することです。
レビューアがパッケージを承認した場合、そのパッケージをチェックインしてビルドするために独立してスポンサーを得なければなりません。スポンサーは自動的に得られるのではなく、パッケージガイドラインの理解度を説明するために何らかの方法で参加するということを要求します。スポンサーを得る鍵は、あなたがプロジェクトのガイドラインとプロセスを理解して従っているということを既存のスポンサーレベルのメンバーへ説得することです。


スポンサーを得る方法の詳細は [[how to get sponsored into the packager group|パッケージャグループでスポンサーを得る方法]] を参照してください。
スポンサーを得る方法の詳細は [https://docs.fedoraproject.org/en-US/package-maintainers/How_to_Get_Sponsored_into_the_Packager_Group/ パッケージャグループでスポンサーを得る方法] を参照してください。


あなたのスポンサーはパッケージャグループにあなたを追加することができます。スポンサーに関する確認メールを受け取るべきです。
あなたのスポンサーはパッケージャグループにあなたを追加することができます。スポンサーに関する確認メールを受け取るべきです。
Line 193: Line 193:
=== モジュールをチェックアウトする ===
=== モジュールをチェックアウトする ===


今すぐあなたのモジュールをチェックアウト ''することができます'' が、そうする前に "mkdir ~/fedora-scm ; cd ~/fedora-scm" を実行することを検討してください。そうすると、そのディレクトリ内に全てのファイルが展開されます。さらにキーフレーズを入力しなくて良いように ssh-add を実行して設定することも実行できます。
今すぐあなたのモジュールをチェックアウト ''することができます'' が、そうする前に <code>mkdir ~/fedora-scm ; cd ~/fedora-scm</code> を実行することを検討してください。そうすると、そのディレクトリ内に全てのファイルが展開されます。さらにキーフレーズを入力しなくて良いように <code>ssh-add</code> を実行して設定することも実行できます。


{{Admon/tip | SCM 操作を行う前に <code>ssh-add</code> を実行することは良い方法です。全ての操作に対してキーフレーズ入力の手間を削減します。セッションにつき1度だけ ssh-add を実行する必要があります。そして、それはログアウトか再起動するまで有効になります。もし "ssh-add" が "Could not open a connection to your authentication agent." と言ってきたら "exec ssh-agent bash" を実行して新たなシェル環境で試してみてください。}}
{{Admon/tip | SCM 操作を行う前に <code>ssh-add</code> を実行することは良い方法です。全ての操作に対してキーフレーズ入力の手間を削減します。セッションにつき1度だけ <code>ssh-add</code> を実行する必要があります。そして、それはログアウトか再起動するまで有効になります。もし <code>ssh-add</code> が "Could not open a connection to your authentication agent." と言ってきたら <code>exec ssh-agent bash</code> を実行して新たなシェル環境で試してみてください。}}


SCM からあなたのモジュールをチェックアウトする準備が整いました。
SCM からあなたのモジュールをチェックアウトする準備が整いました。
<pre>
<pre>
  fedpkg clone -B <packagename>
  fedpkg clone -B <packagename>
Line 205: Line 204:
<code><packagename></code> はあなたのパッケージ名に置き換えてください。
<code><packagename></code> はあなたのパッケージ名に置き換えてください。


あなたのパッケージ名を付けて作成したディレクトリ配下に各ブランチのディレクトリを作成してください。
{{Admon/caution | もしこの作業が失敗したら ssh の秘密鍵 (<code>~/.ssh/id_rsa</code>) のパーミッションが 400 でセットされているかを確認してください。新たな CVS モジュールへのリクエストが書き込みアクセス権を得るために承認された後で最大で1時間待つ必要があるかもしれません。 [[Account_System|Fedora Account System]] (FAS) と同様に公開鍵を確認してください。鍵の伝搬は FAS へアップロード後、1時間程度かかります。}}
 
{{Admon/caution | もしこの作業が失敗したら ssh の秘密鍵 (<code>~/.ssh/id_rsa</code>) のパーミッションが 400 でセットされているかを確認してください。新たな CVS モジュールへのリクエストが書き込みアクセス権を得るために承認された後で最大で1時間待つ必要があるかもしれません。Fedora アカウントシステム(FAS) と同様に公開鍵を確認してください。鍵の伝搬は FAS へアップロード後、1時間程度かかります。}}
 
<!-- this doesn't work with fedpkg and git, can't supply multiple module names


You can use fedora-cvs with many modules at the same time.  To checkout from cvs run fedora-cvs {module names separated by spaces}, for example:
{{Admon/important| fedpkg は 自動的に新しいgitレポジトリに対して、ユーザの設定をセットしないことに注意してください。最初のコミットをする前に、新しいレポジトリの中に、グローバル、または、ローカルに、ユーザの設定がセットされていることを確認してください。( [[Git_Quickref#Configure_your_global_git_settings|Configure your global git settings]]を見てください。)}}
<pre>
{{Admon/important| パッケージャーグループのメンバーでない場合、"permission denied"を受け取ることになります。ユーザ指定なしのフラグ<code>-a</code>を使って、クローンしてください。}}
fedora-cvs konversation mysql-gui-tools snort
</pre>
-->


===  パッケージをテストする ===
===  パッケージをテストする ===


あなたのパッケージをテストするためのより詳しい情報は、 [[Using_Mock_to_test_package_builds|Mockを使ってパッケージのビルドをテストする]] と [[Using_the_Koji_build_system#Scratch_Builds|Kojiビルドシステムを使う]] を見てください。 Mockは、あなたのローカルシステムを使いますが、Kojiコマンドラインツールの方は、Fedoraのビルドシステムサーバを使います。
あなたのパッケージをテストするためのより詳しい情報は、 [[Using_Mock_to_test_package_builds|Mockを使ってパッケージのビルドをテストする]] と [https://docs.fedoraproject.org/en-US/package-maintainers/Using_the_Koji_Build_System/#scratch_builds Kojiビルドシステムを使う] を見てください。 Mockは、あなたのローカルシステムを使いますが、Kojiコマンドラインツールの方は、Fedoraのビルドシステムサーバを使います。


=== パッケージをインポートし、コミットし、ビルドする ===
=== パッケージをインポートし、コミットし、ビルドする ===


今、あなたは fedpkg コマンドで(空の)パッケージモジュールをチェックアウトしました。そして、そのモジュールへ移動します。
今、あなたは fedpkg コマンドで(空の)パッケージモジュールをチェックアウトしました。そして、そのモジュールへ移動します。
  cd MODULE_NAME
  cd MODULE_NAME
SCM 内へ SRPM のコンテンツをインポートするために fedpkg コマンドを実行してください。
SCM 内へ SRPM のコンテンツをインポートするために fedpkg コマンドを実行してください。
  fedpkg import PATH_TO_SRPM
  fedpkg import PATH_TO_SRPM
(Review Changes)
fedpkg commit -p


明示的に、<code>PATH_TO_SRPM</code> の部分を承認された SRPM へのフルパス(URL ではない)に置き換えて実行ください。
# Review Changes, press 'q' to stop; Revert with: git reset --hard HEAD
git commit -m "Initial import (#XXXXXX)."
git push
fedpkg build


これは '''master''' (rawhide) ブランチにのみインポートします。
お判りだと思いますが、<code>PATH_TO_SRPM</code> の部分を承認された SRPM へのフルパス(URL ではない)に置き換えて実行ください。また、<code>XXXXXX</code> は、該当パッケージのレビューバグ番号に置き換えてください。


{{Admon/caution|このセクションのこれより続きの内容はまだ新しい git SCM を使用して更新できません。}}
これは '''master''' (rawhide) ブランチにのみコミット&ビルドし、インポートします。


さらに '''F-9''' のように、その他のディストリビューションのパッケージをインポートする -b パラメータを使用して追加パッケージのインポート '''も''' おそらく行いたいでしょう。例えば、
もし次のようなメッセージが出て、プッシュできない場合:
W access for why DENIED to YOUR_ACCOUNT
fatal: The remote end hung up unexpectedly
Could not push: Command '['git', 'push']' returned non-zero exit status 128
そのパッケージブランチを変更するのに必要な権限をあなたが持っていないです。
https://src.fedoraproject.org/rpms/PACKAGE_NAME を見て、必要な権限をリクエストしてください。


  ./common/cvs-import.sh -b F-9 PATH_TO_SRPM
Fedoraパッケージ保守管理システムについての詳しいことは、 [https://docs.fedoraproject.org/en-US/package-maintainers/Package_Maintenance_Guide/ Package maintenance guide] を見てください。


cvs-import.sh プログラムは次のように応答します。
=== ブランチを更新する(if desired) ===
 
  Checking out module: 'NAME'
 
もしかしたらこの数倍のエラーを見るかもしれませんが、これらのエラーは無視できます。
 
buffer_get_ret: trying to get more bytes 129 than in buffer 34
buffer_get_string_ret: buffer_get failed
buffer_get_bignum2_ret: invalid bignum
key_from_blob: can't read rsa key
key_read: key_from_blob AA....  failed
 
とはいえ、無視できるエラーだけでなく、次の表示を確認します。
 
Unpacking source package: NAME....src.rpm...
 
ソースパッケージに含まれていたソースファイルのリストに沿って、そのファイルをアップロードしてチェックするようにしてください。
 
その後、"If you want to make any changes before committing, please press Ctrl-C.
Otherwise press Enter to proceed to commit." と表示されるのでエンターキーを押下してください。


最後に(もし他のエディタを設定していないなら) changelog を編集するために vi で開かれます。changelog は .spec ファイルの最後で記述する内容と同じフォーマットを使用してください。あなたが vi を使ったことがないなら changelog の内容を記述した後で 'エンターキー' を押下して次のように入力してください。
<code>f</code># (公式には <code>F-</code># で、以前のは <code>FC-</code>#), <code>master</code> 等です。従って ''f{{FedoraVersion}}'は、Fedora {{FedoraVersion}}のブランチです。


  :wq
あるブランチに変更するためには、最初に次のように実行します。:
fedpkg switch-branch BRANCH (e.g. f{{FedoraVersion}})


そして、入力を終了させるためにもう1度 'エンターキー' を押下してください。
マスターから最初のコミットをマージし、同じコミットをブランチに作成します。
git merge master


=== ブランチを更新する(if desired) ===
サーバに変更内容をプッシュします。
  git push


<code>f</code># (公式には <code>F-</code># で、以前のは <code>FC-</code>#), <code>master</code> 等です。従って ''f13'' は Fedora 13 のブランチです。
パッケージをビルドします。
fedpkg build


<!-- Found in https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=452559 -->
もし、もう一つのブランチがあって、"To switch to a branch" を繰り返し、それぞれインポートして、コミットします。


しかし、ローカルディレクトリは厳密に正しいバージョンのファイルを持っていないかもしれません。そのため、そのブランチディレクトリへ移動して(例えば <code>cd devel/</code> 又は <code>cd f12/</code>)、実行するようにしてください。
{{Admon/warning | 必ず rawhide(マスター)ブランチに対してビルドしてから、他のブランチに対してプッシュしてください。そうでないと、アップデートがrawhideに引き継がれるでしょう。それはきっと大抵あなたが望んでいないことです。}}
{{Admon/warning | buildsys との同期は、一時間おきです。あなたは時々一時間待って、ビルドサーバにアクセスし、"fedpkg build" を実行しなければならないこともあるでしょう。}}
万事うまくいったら、あなたのブランチは、ビルドのためにキューにアップされ、パッケージは綺麗にビルドされると、あなたのやることは終了となります!


<pre>
もしビルドが失敗したなら、ビルドシステムはあなたにレポートをメールで送ります。レポートにログが表示されます。gitに必要な変更をコミットし、SPECファイルのリリースビルド番号をあげて、新しいビルドをリクエストしてください。
git pull
</pre>


=== Bodhi へ至るものとしてパッケージを投稿する ===
=== Bodhiにパッケージ更新として投稿する ===


Bodhi という Fedora アップデートシステムはアップデートの公開やパッケージの分類等のために使用されます。Bodhi 経由で "master" (別名 rawhide) パッケージを投稿してはいけません。
Bodhi という Fedora アップデートシステムはアップデートの公開やパッケージの分類等のために使用されます。Bodhi 経由で "master" (別名 rawhide) パッケージを投稿してはいけません。


コマンドラインから Bodhi を使用してアップデートを転送することができます。
コマンドラインから Bodhi を使用してアップデートを転送することができます。
fedpkg update


<pre>
詳細は [https://docs.fedoraproject.org/en-US/package-maintainers/Package_Update_Guide/ パッケージ更新投稿ガイド] を参照してください。
fedpkg update
</pre>
 
また [[Bodhi_Guide|Bodhi ガイド]] で説明されているように直接的に "bodhi" コマンドを使用することもできます。
 
新しいパッケージをリリースした各 Fedora 向けに機能拡張アップデートをリクエストするために [https://admin.fedoraproject.org/updates/new/ Bodhi の Web インタフェース] を使用することもできます。
 
最初のフィールドは "package" の名前を尋ねています。このフィールドは Koji ビルドシステムで検出されたパッケージ名を自動補完します。例えば <package-name>-<version>-<release>.fc9 といった感じです。もし補完機能が動作しなかったら、パッケージのビルド名を自分で入力してください。
 
新しいパッケージでは、アップデートの "type" として "newpackage" を選択してください。
 
最初にテストを通してパッケージを追加したいなら "Request" に "testing" を選択してください。詳細は [[QA| Fedora 品質保証]] を参照してください。そのパッケージを直接、安定版としたいなら "stable" を選択してください。
 
"Bugs" フィールドにパッケージのレビューリクエストのバグ番号を追加してください。Bodhi はリクエストしたアップデートステータスが転送されたときに自動的にそのバグを NEXTRELEASE としてクローズします。
 
新しいパッケージでは、エンドユーザにそのパッケージの概要が分かるように "Notes" セクションにパッケージの説明のコピーを追加してください。
 
詳細は [[Bodhi_Guide|Bodhi ガイド]] と
[[Infrastructure/UpdatesSystem/Bodhi-info-DRAFT|Bodhi 環境の詳細情報]] を参照してください。
 
bodhi 経由でアップデートを投稿した後、パッケージはキューに置かれます。定期的に管理者はそのキューをチェックして全てのパッケージを適用可能なリポジトリへ転送します。


=== パッケージを "comps" ファイルで利用可能にする ===
=== パッケージを "comps" ファイルで利用可能にする ===


パッケージが適切なら、インストール中や yum のパッケージグループ操作で追加して選択されるように "comps" ファイルで利用可能にしてください。詳細は [[PackageMaintainers/CompsXml]] を参照してください。
パッケージが適切なら、インストール中や dnf または yum のパッケージグループ操作で追加して選択されるように "comps" ファイルで利用可能にしてください。詳細は [[PackageMaintainers/CompsXml|パッケージグループ用comps.xml の利用及び編集]] を参照してください。


=== アップデートを監視する ===
=== アップデートを監視する ===


Fedora には、あなたがパッケージングしているソフトウェアのアップストリームの新たなリリースを監視するために利用できるインフラがあります。詳細は[[Upstream Release Monitoring|アップストリームのリリースを監視する]]を参照してください。[[Package update HOWTO|パッケージアップデート入門]]を読んでアップデートの取り扱い方を学んでください。
Fedora には、あなたがパッケージングしているソフトウェアのアップストリームの新たなリリースを監視するために利用できるインフラがあります。詳細は[https://docs.fedoraproject.org/en-US/package-maintainers/Upstream_Release_Monitoring/ アップストリームのリリースを監視する]を参照してください。
 
== ヘルプを取得する ==
 
我々はこのプロセスが時には泥のように不明確であることを認識していて、常にもっとより良いプロセスにしようと挑戦しています。あなたが何らかの問題に遭遇したり、何か質問があったら {{fplist|devel}} メーリングリストか、[http://freenode.net/ freenode] の #fedora-devel で尋ねてください。詳細は[[Communicate|コミュニケーション]]ページを参照してください。


Fedora メンタープロジェクトには、パッケージングのために新たな貢献者を喜んで手伝ってくれる人たちがいます。詳細は[[Mentors|メンター]]ページを参照してください。
== 支援を受ける ==


さらに[[using git FAQ for package maintainers|パッケージメンテナのための git 使用の FAQ]] も参照してください。
我々はこのプロセスが時には泥のように不明確であることを認識していて、常にもっとより良いプロセスにしようと挑戦しています。あなたが何らかの問題に遭遇したり、何か質問があったら {{fplist|devel}} メーリングリストか、[http://freenode.net/ freenode] の #fedora-devel で尋ねてください。


== 既存のメンテナのために Fedora パッケージコレクションに新たなパッケージを入れる ==
== 既存のメンテナのために Fedora パッケージコレクションに新たなパッケージを入れる ==


あなたが既に Fedora のパッケージをメンテナンスしていて他のパッケージをメンテナンスしたいなら、[[new package process for existing contributors|既存の貢献者のための新たなパッケージプロセス]]に従うようにしてください。
あなたが既に Fedora のパッケージをメンテナンスしていて他のパッケージをメンテナンスしたいなら、[https://docs.fedoraproject.org/en-US/package-maintainers/New_Package_Process_for_Existing_Contributors/ 既存の貢献者のための新たなパッケージプロセス]に従うようにしてください。


= 一度限りの貢献 =
= 一度限りの貢献 =


[https://src.fedoraproject.org/browse/projects/ 既存パッケージ] への変更は、[https://docs.pagure.org/pagure/usage/pull_requests.html#open-pull-request プルリクエスト] を投稿することにより、提案可能です。プルリクエストを作成するためには、[[Join_the_package_collection_maintainers#Create_a_Fedora_Account|Fedoraアカウント]] を持たなければなりません。
[https://src.fedoraproject.org/browse/projects/ 既存パッケージ] への変更は、[https://docs.pagure.org/pagure/usage/pull_requests.html#open-pull-request プルリクエスト] を投稿することにより、提案可能です。プルリクエストを作成するためには、[https://docs.fedoraproject.org/en-US/package-maintainers/Joining_the_Package_Maintainers/#create_a_fedora_account Fedoraアカウント] を持たなければなりません。


もし、[https://pagure.io/fedora-infrastructure/issue/6361 あなたのアカウントが'packager'グループにない]場合は、あなたはsrc.fedoraproject.org上でフォークしたレポジトリに対して、変更をプッシュすることはできませんから、外部のGitホスティングプラットフォーム(例えば、https://pagure.io/new など)を使い、[https://docs.pagure.org/pagure/usage/pull_requests.html#remote-git-to-pagure-pull-request リモートからのプルリクエスト]を使わなければいけません。
もし、[https://pagure.io/fedora-infrastructure/issue/6361 あなたのアカウントが'packager'グループにない]場合は、あなたはsrc.fedoraproject.org上でフォークしたレポジトリに対して、変更をプッシュすることはできませんから、外部のGitホスティングプラットフォーム(例えば、https://pagure.io/new など)を使い、[https://docs.pagure.org/pagure/usage/pull_requests.html#remote-git-to-pagure-pull-request リモートからのプルリクエスト]を使わなければいけません。


[[Category:Package Maintainers]] [[Category:Join]]
[[Category:Package Maintainers]] [[Category:Join]]

Latest revision as of 19:23, 2 October 2021

貢献という役割

貢献という役割
本稿に記載されている内容は貢献という役割の単なる提案です。あなたのやる気次第で制限はありません。


OS 開発者

Fedora パッケージコレクションメンテナへの参加方法

本当にあなたは Fedora プロジェクトのパッケージメンテナになることを決意しましたか?これはあなたが最初のパッケージを投稿するまでのガイドです。

Fedora パッケージコレクションメンテナになる

ガイドラインを読む

もしあなたが RPM パッケージの作成方法を知らないなら、GNU Hello RPM package チュートリアルか、より高度で詳細な内容の RPM パッケージの作成方法を参照してください。

そしてパッケージングガイドラインパッケージ名ガイドラインを読んでください。

あなたは RPM パッケージングに十分に精通する必要があります。RPM パッケージングの知識は全てのパッケージ投稿に影響を与えます。もし質問があれば、Fedora packaging List で尋ねてください。

Bugzilla アカウントを作成する

Red Hat Bugzilla にアカウントを作成してください。

Bugzilla のアカウントで使用するメールアドレスは、Fedora パッケージングの全ての関連事項を扱うために Fedora アカウントシステムで使用するメールアドレスと同じメールアドレスを使用すべきです。

@fedoraproject.org のメールアドレスを使用しないでください
あなたがスポンサーになると、あなたの bugzilla 権限が取得できないので @fedoraproject.org のメールアドレスを Bugzilla で使用してはいけません。もし @fedoraproject.org のメールアドレスを使用したいなら、あなたの Fedora アカウントで接続する Bugzilla のメールアドレスを手動で上書きするように管理者へFedora インフラチケットシステムでリクエストした方が良いです。

Fedora アカウントを取得する

Fedora アカウントシステムでアカウントを作成してください(これは Bugzilla アカウントでは ありません )。

  1. https://admin.fedoraproject.org/accounts/ アカウントシステムのホームへ訪問する
  2. 'New account' を選択してブランク項目に記入してください。メールアドレスは、Bugzilla のアカウントで使用するメールアドレスと同じメールアドレスにすべきです。これによって、システムは、FedoraアカウントシステムとBugzillaの二つのアカウント間の権限をリンクできるようになります。
  3. アカウントを作成した後で CLA に署名しているか(画面の "My Account" リンクをクリックすると CLA: CLA Done となっているか)確認してください。
  4. さらに RSA のSSH公開鍵をアップロードする必要があります。SSH 経由で Fedora マシンへアクセスする秘密鍵に対応する公開鍵を使用する必要があります。

重要なメーリングリストへ参加する

あなたは fedora devel-announce メーリングリストへ参加しなければなりません。それは流通量の少ないアナウンス用のメーリングリストで、重要な開発情報が投稿されます。

fedora devel メーリングリストに参加することもできます。そこでは開かれた Fedora 開発に関して議論されます。これは流通量の多いメーリングリストです。

さらに package-announce に参加することも考慮してください。Fedora リポジトリの全パッケージのコミット通知を取得するためのコミット情報のメーリングリストです。これはかなり流通量が多いメーリングリストです。Fedora パッケージデータベースは、あなたが(共同で)メンテナンスするパッケージのためにコミットメールを送信します。

参加した方が良いと見なされる(少なくともアーカイブを見れる方が良い)他のメーリングリストは packaging です。これは Fedora プロジェクトの公式パッケージングガイドラインを決定する Fedora パッケージング委員会のメーリングリストです。

パッケージが適切なものだと保証する

パッケージャーグループに招待されるには、新しいパッケージを投稿する以外の方法があります。詳しくは、 招待のされた方についてのページ を見てください。

あなたが投稿するパッケージは既に Fedora でパッケージングされていない、フリーでオープンソースなプロジェクトになります。あなたのパッケージを作成する前に、そのソフトウェアが Fedora リポジトリに既に存在していないか、又はレビュー待ち状態でないかを確認してください。

あなたの義務を理解する

Fedoraに同梱されているソフトウエアコンポーネントは、積極的に保守管理される必要があります。バグ、特に、セキュリティに関する問題は、即座に修正される必要があります。これは、あなたが第一に認識するべきFedoraパッケージ保守管理者としての責任 です。私たちは、あなたに、パッケージの共同保守管理者となること、そして、あなたがヘルプが必要である場合はいつでも、開発者MLを通じて、Fedoraコミュニティに助けを求めることを、あなたに望みます。

他の提案を読む

パッケージングに関して学ぶために他の人のパッケージ投稿を読んで、そのプロセスや要求に精通してください。

そうするための1つの方法は package-review メーリングリスト]に参加することです。Fedora パッケージレビューの全てのコメントがこのメーリングリスト(あなたの視点からだと読み専用)に送られます。

あなたのGitを設定する

Fedoraパッケージ作成のための準備として、最初にやることは、Gitで使用するあなたの名前とメールアドレスを設定することです。Fedoraのパッケージに対するコミットごとに名前とメールアドレスがリンクされます。

git config --global user.name "John Doe"
git config --global user.email johndoe@example.com

クライアントツールをインストールする

Fedora コレクション又は EPEL 向けにパッケージをビルドするために Koji を使用する必要があります。

fedora-packager パッケージは fedora でパッケージング作業や環境構築を助けるツールを提供します。rootで、次のようにしてインストールすることができます。

dnf install fedora-packager

インストール後、あなたのFedoraアカウントシステムのユーザ名を ~/.fedora.upn にセットします(root ではなく、一般ユーザで実行してください)。次のようにします。

 echo "あなたのFedoraアカウントシステムのユーザ名" > ~/.fedora.upn

(”あなたのFedoraアカウントシステムのユーザ名"の部分は当然置き換えてください。)

Kerberos
Kojiを使うには、Kerberosチケットが必要となります。チケットは、ターミナル内で、次のコマンドを使い、取得します。 "kinit あなたのFedoraアカウントシステムのユーザ名@FEDORAPROJECT.ORG". ドメイン名は、大文字小文字を区別しますので、 FEDORAPROJECT.ORG は、全て大文字にします。

GNOME を使ってる場合は、 Infrastructure/Kerberos を見てください。

あなたが持っていないプラットホーム(例えば PPC)又は、ディストリビューション上で RPM パッケージのビルドを試すために "koji" を使用することができます。あなたのパッケージが承認されていなくて、スポンサーを取得していない状況であっても、ビルド("スクラッチ" ビルド)テストができることに注意してください。koji を使用してスクラッチビルドを行う最も簡単な方法はコマンドラインで次のように実行します。

 koji build --scratch TARGET path_to_source_RPM

オプションやコマンドライン引数:

  • TARGET は (Fedora 25 向けは)f25 のようにディストリビューションのキーワードです。"koji list-targets" を実行すると全ての対応ディストリビューションを確認できます。次のリリース(rawhide)向けにビルドするためには "dist-rawhide" を 使用するのではなく 、"fX" (X は最新の安定バージョンの番号よりも高い番号を指定する)を使用してください。
  • URL ではなく 、ソース RPM (.src.rpm ファイル) への パス を与える必要があることに注意してください。(もし spec ファイルのみなら、新たなソース RPM を作成するために rpmbuild --nodeps -bs SPECFILE を実行してください)

あなたの koji ビルドは実際に TARGET ディストリビューションのリポジトリにあるパッケージのみに依存します。あなたのパッケージがまだ Bodhi にリリースされていない新しいパッケージに依存している場合、リリースされているディストリビューションでしか koji を使用してビルドすることはできません。その新しいパッケージがこの後に説明されるように "rawhide" 向けにビルドされているなら、その新しいパッケージに依存していたとしても rawhide (次のリリースバージョン) 向けに koji を使用して ビルドすることができます 。安定版リポジトリへまだリリースされていないアップデートであるパッケージに対してビルドする必要があるなら、 https://fedorahosted.org/rel-eng/newticket で rel-eng を付けてチケットを登録して buildroot を上書きするようにリクエストすることができます。EPEL のパッケージでは、担当者がそのチケットを受け取れるようにコンポーネントに epel を使用する必要があります。

koji についてヘルプから学習することができます。

koji --help            # 全般的なヘルプ
koji --help-commands   # koji コマンドを表示する
koji COMMAND --help    # COMMAND のヘルプを表示する

Koji の詳細については Using_the_Koji_build_system を参照してください。

パッケージを作る

パッケージをアップロードする

SRPM と spec ファイルをインターネット上のどこかにアップロードしてください。それは URL でどこからでもアクセスできる場所になります。しかし、重要なことは、直接アクセスができることです。何かのサービスに隠れていないこと(ダウンロードされるまでに待たされたり、広告ページ経由でリダイレクトされる)が重要です。

もしあなたが、公式レポジトリにパッケージを置くまでの間、ユーザーが必要に応じてビルドできるようにしたい場合は、Coprの利用を考えてください。Copr は、軽量で自動化されたビルドシステムです。あなたがアップするSRPMを使ってレポジトリを作成できます。あなたは、Coprのスペースを使って、レビューアーにあなたの作ったsrc.rpmファイルとspecファイルの場所を提示することができます。

レビューリクエストを作成する

https://bugzilla.redhat.com/bugzilla/enter_bug.cgi?product=Fedora&format=fedora-review のフォームに記入してください。

  • あなたのリクエストを投稿する前に同じパッケージに対して直前のリクエストがないかを確認してください。便利な検索ボックスが package review status page にあります。
  • そのパッケージが何なのかを説明する 短い要約 を添えて 'Review Summary' フィールドに パッケージ名 (バージョンとリリース番号を除く) があることを確認してください。
  • あなたのパッケージの 説明 (通常は spec ファイルの %description に追加する内容と同じ説明)を 'Review Description' フィールドに追加してください。そして、あなたの SRPMSPEC ファイルへの URLs を含めてください。
  • これはあなたの最初のパッケージでスポンサーが必要であることも説明してください。また、スポンサーとなる人にとって助けになるかもしれない情報はなんでも含めてください。もしあなたが、他のレビューをすでにしているならば、それらのリンクを含めてください。もしあなたがパッケージ対象ソフトウエアの直接の保守管理者ならば、必ずそう書いてください。
  • Kojiのビルドが成功しているリンクを含めてください。ボーナスポイントとなります。全員があなたが全ての宿題をやったことがわかりますから。
これがあなたの最初のパッケージで、そして、スポンサーを探していることを 'Review Description' で説明していることを確認してください。Fedora パッケージコレクションでは、全ての新たな貢献者はスポンサーを得なければなりません。潜在的なスポンサーはレビューするためのパッケージを見つけるために Bugzilla 上の FE-NEEDSPONSOR バグで探します。レビューリクエストバグを編集するために、あなたのパッケージをこのリストに追加することができます。そして 'Bug xyz blocks' フィールド(xyz はレビューリクエストのバグ番号になります)に FE-NEEDSPONSOR を追加してください。

レビュープロセスの詳細はパッケージレビュープロセスページを参照してください。

アップストリームへ知らせる

プロジェクトとしての Fedora はアップストリームに近い状態を維持することを好みます。あなたがパッケージングしていることをそのソフトウェアの開発者へ知らせてください。自己紹介のメールを送ったり、レビューリクエストで指摘したりすることで自分がパッケージングを行っていると知らせることができます。これは今後の会話の場を提示します。彼らのソフトウェアが現在は Fedora の一部であるという事実を通常は公示するか、既存リリースの重要なバグ、今後のロードマップ等があればあなたに知らせたくなるかもしれません。

自己紹介する

新しいパッケージ保守管理者がFedoraプロジェクトに参加するときは、Fedora devel メーリングリストに自己紹介をお願いします。メーリングリストを購読するためには、devel メーリングリストの購読ページに訪れてください。自己紹介の主な目的は、Fedoraコミュニティメンバーがあなたをもう少し詳しく知ることによって、信頼を構築するプロセスを開始し、あなたのレビューリクエストがより早く進むチャンスを増やすことです。

私たちは、匿名性をなくし、プロジェクト内に、現実世界のコミュニティを作り出すことを願っています。あなたは、個人的な秘密を知らせる義務はありません。目的は、あなたとプロジェクトのほかのメンバーの間に一定の信頼を築くことです。しかし、あなたは私たちと意思疎通するときは、少なくとも自分の本当の名前を使う方が良いです。また、あなたが誰であるか、あなたの動機、そして、おそらくはあなたがレビューのために投稿したソフトウエアの説明をおすすめします。


件名: Self Introduction:  <あなたの名前>

本文: あなたのフリー&オープンソースプロジェクトの経験、
あなたが提出したレビューリクエストへのリンク、
あなた自身の簡単な説明含む、
あなたが妥当と考える情報を追加してください。 
必要に応じてGPGキー情報を投稿することもできます。

フィードバックを監視する

あなたの最初のパッケージの Bugzilla レポートを監視してください。メールで変更通知を受け取るべきです。レビューアが blocker だと指摘したらとにかく修正してください。


スポンサーを得る

レビューアがパッケージを承認した場合、そのパッケージをチェックインしてビルドするために独立してスポンサーを得なければなりません。スポンサーは自動的に得られるのではなく、パッケージガイドラインの理解度を説明するために何らかの方法で参加するということを要求します。スポンサーを得る鍵は、あなたがプロジェクトのガイドラインとプロセスを理解して従っているということを既存のスポンサーレベルのメンバーへ説得することです。

スポンサーを得る方法の詳細は パッケージャグループでスポンサーを得る方法 を参照してください。

あなたのスポンサーはパッケージャグループにあなたを追加することができます。スポンサーに関する確認メールを受け取るべきです。

ソースコード管理(SCM)システムへパッケージを追加して所有者をセットする

先に進む前に、Fedora Account Systemのクレデンシャルを使って、 https://src.fedoraproject.org/ にログインし、 あなたのアカウントを同期してください。

もしあなたが、パッケージの共同保守管理者ではなくて、新しいパッケージの保守管理者になろうとしているなら、fedpkg をつかって、あなたのパッケージ用に、新しくgitレポジトリをリクエストしてください。サブコマンドは、 "fedpkg request-repo" です。これには、コマンドが必要とする、Pagure API token を準備するためのヘルプ文言を含んでいます。あなたは、レポジトリ名とレビューのバグ番号を指定しなければなりません。例えば、 "fedpkg request-repo python-prometheus_client 1590452" です。

gitレポジトリ作成のリクエストは、大抵24時間以内に管理者にレビューされて、処理されます。チケットが処理されると、パッケージをコミットしてビルドするためのアクセス権が与えられます。

モジュールをチェックアウトする

今すぐあなたのモジュールをチェックアウト することができます が、そうする前に mkdir ~/fedora-scm ; cd ~/fedora-scm を実行することを検討してください。そうすると、そのディレクトリ内に全てのファイルが展開されます。さらにキーフレーズを入力しなくて良いように ssh-add を実行して設定することも実行できます。

SCM 操作を行う前に ssh-add を実行することは良い方法です。全ての操作に対してキーフレーズ入力の手間を削減します。セッションにつき1度だけ ssh-add を実行する必要があります。そして、それはログアウトか再起動するまで有効になります。もし ssh-add が "Could not open a connection to your authentication agent." と言ってきたら exec ssh-agent bash を実行して新たなシェル環境で試してみてください。

SCM からあなたのモジュールをチェックアウトする準備が整いました。

 fedpkg clone -B <packagename>

<packagename> はあなたのパッケージ名に置き換えてください。

もしこの作業が失敗したら ssh の秘密鍵 (~/.ssh/id_rsa) のパーミッションが 400 でセットされているかを確認してください。新たな CVS モジュールへのリクエストが書き込みアクセス権を得るために承認された後で最大で1時間待つ必要があるかもしれません。 Fedora Account System (FAS) と同様に公開鍵を確認してください。鍵の伝搬は FAS へアップロード後、1時間程度かかります。
fedpkg は 自動的に新しいgitレポジトリに対して、ユーザの設定をセットしないことに注意してください。最初のコミットをする前に、新しいレポジトリの中に、グローバル、または、ローカルに、ユーザの設定がセットされていることを確認してください。( Configure your global git settingsを見てください。)
パッケージャーグループのメンバーでない場合、"permission denied"を受け取ることになります。ユーザ指定なしのフラグ-aを使って、クローンしてください。

パッケージをテストする

あなたのパッケージをテストするためのより詳しい情報は、 Mockを使ってパッケージのビルドをテストするKojiビルドシステムを使う を見てください。 Mockは、あなたのローカルシステムを使いますが、Kojiコマンドラインツールの方は、Fedoraのビルドシステムサーバを使います。

パッケージをインポートし、コミットし、ビルドする

今、あなたは fedpkg コマンドで(空の)パッケージモジュールをチェックアウトしました。そして、そのモジュールへ移動します。

cd MODULE_NAME

SCM 内へ SRPM のコンテンツをインポートするために fedpkg コマンドを実行してください。

fedpkg import PATH_TO_SRPM
# Review Changes, press 'q' to stop; Revert with: git reset --hard HEAD
git commit -m "Initial import (#XXXXXX)."
git push
fedpkg build

お判りだと思いますが、PATH_TO_SRPM の部分を承認された SRPM へのフルパス(URL ではない)に置き換えて実行ください。また、XXXXXX は、該当パッケージのレビューバグ番号に置き換えてください。

これは master (rawhide) ブランチにのみコミット&ビルドし、インポートします。

もし次のようなメッセージが出て、プッシュできない場合:

W access for why DENIED to YOUR_ACCOUNT
fatal: The remote end hung up unexpectedly
Could not push: Command '['git', 'push']' returned non-zero exit status 128

そのパッケージブランチを変更するのに必要な権限をあなたが持っていないです。 https://src.fedoraproject.org/rpms/PACKAGE_NAME を見て、必要な権限をリクエストしてください。

Fedoraパッケージ保守管理システムについての詳しいことは、 Package maintenance guide を見てください。

ブランチを更新する(if desired)

f# (公式には F-# で、以前のは FC-#), master 等です。従って f41'は、Fedora 41のブランチです。

あるブランチに変更するためには、最初に次のように実行します。:

fedpkg switch-branch BRANCH (e.g. f41)

マスターから最初のコミットをマージし、同じコミットをブランチに作成します。

git merge master

サーバに変更内容をプッシュします。

git push

パッケージをビルドします。

fedpkg build

もし、もう一つのブランチがあって、"To switch to a branch" を繰り返し、それぞれインポートして、コミットします。

必ず rawhide(マスター)ブランチに対してビルドしてから、他のブランチに対してプッシュしてください。そうでないと、アップデートがrawhideに引き継がれるでしょう。それはきっと大抵あなたが望んでいないことです。
buildsys との同期は、一時間おきです。あなたは時々一時間待って、ビルドサーバにアクセスし、"fedpkg build" を実行しなければならないこともあるでしょう。

万事うまくいったら、あなたのブランチは、ビルドのためにキューにアップされ、パッケージは綺麗にビルドされると、あなたのやることは終了となります!

もしビルドが失敗したなら、ビルドシステムはあなたにレポートをメールで送ります。レポートにログが表示されます。gitに必要な変更をコミットし、SPECファイルのリリースビルド番号をあげて、新しいビルドをリクエストしてください。

Bodhiにパッケージ更新として投稿する

Bodhi という Fedora アップデートシステムはアップデートの公開やパッケージの分類等のために使用されます。Bodhi 経由で "master" (別名 rawhide) パッケージを投稿してはいけません。

コマンドラインから Bodhi を使用してアップデートを転送することができます。

fedpkg update

詳細は パッケージ更新投稿ガイド を参照してください。

パッケージを "comps" ファイルで利用可能にする

パッケージが適切なら、インストール中や dnf または yum のパッケージグループ操作で追加して選択されるように "comps" ファイルで利用可能にしてください。詳細は パッケージグループ用comps.xml の利用及び編集 を参照してください。

アップデートを監視する

Fedora には、あなたがパッケージングしているソフトウェアのアップストリームの新たなリリースを監視するために利用できるインフラがあります。詳細はアップストリームのリリースを監視するを参照してください。

支援を受ける

我々はこのプロセスが時には泥のように不明確であることを認識していて、常にもっとより良いプロセスにしようと挑戦しています。あなたが何らかの問題に遭遇したり、何か質問があったら devel メーリングリストか、freenode の #fedora-devel で尋ねてください。

既存のメンテナのために Fedora パッケージコレクションに新たなパッケージを入れる

あなたが既に Fedora のパッケージをメンテナンスしていて他のパッケージをメンテナンスしたいなら、既存の貢献者のための新たなパッケージプロセスに従うようにしてください。

一度限りの貢献

既存パッケージ への変更は、プルリクエスト を投稿することにより、提案可能です。プルリクエストを作成するためには、Fedoraアカウント を持たなければなりません。

もし、あなたのアカウントが'packager'グループにない場合は、あなたはsrc.fedoraproject.org上でフォークしたレポジトリに対して、変更をプッシュすることはできませんから、外部のGitホスティングプラットフォーム(例えば、https://pagure.io/new など)を使い、リモートからのプルリクエストを使わなければいけません。